PTSD

PTSD専門外来:PTSD(心的外傷後ストレス障害) 複雑性PTSD

PTSDについて

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、精神的衝撃を受けるトラウマ(心的外傷)体験に晒されたことで生じる、特徴的なストレス症状群のことをさします。、実際にまたは危うく死ぬ、深刻な怪我を負うトラウマ的出来事の例としては、災害、暴力、深刻な性被害、重度事故、戦闘、虐待などが挙げられます。そのような出来事に他人が巻き込まれるのを目撃することや、家族や親しい者が巻き込まれたのを知ることもトラウマ体験となります。

この度、ICD-11の刊行にあたり、PTSDの中に「複雑性PTSD」という病名が追加されることになりました。これは、持続的な虐待やドメスティック・バイオレンスなどのトラウマ体験をきっかけとして発症し、PTSDの主要症状(フラッシュバックや悪夢、過剰な警戒心など)に加えて、感情の調整や対人関係に困難がある等の症状を伴います。こうした症状により日常生活や社会生活上に大きな支障をきたす精神疾患です。通常のPTSDに比べて、日常生活や社会生活の支障がより大きく、併存疾患も多いことが分かっています。

当院のPTSDのソリューション

こころの傷を抱えて受診される方は、

  • 診断を明らかにして、教えてほしい
  • 適応障害なのかPTSDなのか知りたい
  • 将来の見通しを知りたい
  • 具体的な支援を知りたい
  • 具体的にこれからどうしたらいいのか対処を知りたい

と訴えておりました。
当院では以下の5つのソリューションを提供し、PTSDの方の支援に努めます。

  • 01

    国立精神神経医療研究センターの金吉晴医師他、PTSDの診断・治療に精通した医師が、専門的診断・治療をいたします。

  • 02

    心理職と協働して、心理検査のIES-Rなど質問紙から、CAPS、PDS、ロールシャッハテストなど高度な査定までを行い、精緻な診断が可能です。

  • 03

    精神保健福祉士や社会保険労務士、キャリアコンサルタントが社会的支援について丁寧に説明します。

  • 04

    公認心理師(全員が臨床心理士との両資格保持)が高度な認知療法(PE、EMDR、焦点づけCBTなど) やタッピングなどの自己調整法を行っています。

  • 05

    医師、精神保健福祉士、心理職、キャリアコンサルタント、社会保険労務士が協働して合併疾患の治療とともに具体的な支援を行っていきます。

担当医 金吉晴、西松能子 他